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通貨オプションとは

通貨オプションとは



通貨オプションとは

通貨オプション(currency option)とは、特定の通貨を売買する”権利”のことです。オプションとは、”選ぶ”という意味をもつ英語の「オプト」の名詞形で、〜を実行する”権利”のことです(オプションの意味する”権利”には「買う権利」と「売る権利」があります)。

オプション取引とは、そのオプションを売ったり買ったりする取引のことで、現在の市場価格に関係なく、あらかじめ定められた期日(満期日)に、あらかじめ定められた価格(権利行使価格)でオプションを売買する取引のことです。
ゆえに、通貨オプション取引とは、特定の通貨を、現在の市場の為替レートに関係なく、あらかじめ定められた期日(満期日)に、あらかじめ定められた為替レート(権利行使価格)で買う権利、もしくは売る権利を売買する取引のことをいいます。簡単にいうと、通常の為替取引のオプションバージョンです。



例えば、これからドル/円の相場が円高ドル安に向かうだろうと予想したとします。しかし為替の相場というのは、世界の経済や景気の影響を受けて変動するので。円安ドル高になる懸念も捨てきれません。
こういった場合、通貨オプション取引を使えば、為替の相場が円安ドル高に振れた場合の損失を限定的にすることができます。上記の例の場合では、これから円高ドル安に向かうと予想していますので、プレミアム(オプション料)を支払って、ドルのプット・オプションを”買う”ようにすれば、その効果が得られます。

「ドルのプット・オプションを買う」ということは、ドルが下がれば利益が出るという仕組みなので、事前の予想通り為替の相場が円高ドル安に進めば、プット・オプション(売る権利)の権利を行使して利益を得ることができます。
逆に、事前の予想に反して為替の相場が円安ドル高に進んでしまったらどうなるでしょうか?
この場合は、権利を放棄すればよいのです。オプション取引というのは、そもそも権利を売買する取引です。権利は義務ではないので、自分の都合の悪い方向に相場が進めば、その権利を放棄することができるのです(ただし、その権利を買った場合だけですが)。ゆえに、為替相場が円安ドル高に進んだ時の損失は、プット・オプションを”買った”時に支払ったプレミアム(オプション料)だけということになります。

※権利を放棄できるのは”オプションの買い”のみです。詳しくは「オプション取引の買いと売りとは(オプション取引の4パターン)」のページを参照してください。




通貨オプション取引 : ドル/円の場合のオプションの買いと売りの4パターン

コールの買い

ドルのコール・オプションの買いとは、ドルを買う権利を買うことです。円安ドル高となれば利益が拡大し、円高ドル安となっても損失はプレミアム(オプション料)のみとなります。

コールの売り

ドルのコール・オプションの売りとは、ドルを買う権利を売ることです。円高ドル安となれば、ドルのコール・オプションの買い方は権利を放棄しますので、プレミアム(オプション料)がもらえます。ですが、円安ドル高となれば、ドルのコール・オプションの売り方は「ドルを売る義務」を負っているため、買い方に権利を行使され、損失の可能性は無限大となってしまいます。

プットの買い

ドルのプット・オプションの買いとは、ドルを売る権利を買うことです。円高ドル安となれば利益が拡大し、円安ドル高となっても損失はプレミアム(オプション料)のみとなります。

コールの売り

ドルのプット・オプションの売りとは、ドルを売る権利を売ることです。円安ドル高となれば、ドルのプット・オプションの買い方は権利を放棄しますので、プレミアム(オプション料)がもらえます。ですが、円高ドル安となれば、ドルのプット・オプションの売り方は「ドルを買う義務」を負っているため、買い方に権利を行使され、損失の可能性は無限大となってしまいます。


基本的にオプション取引では、コールでもプットでも買いはリスクが低いですが、売りはリスクが高いです




さて、通貨オプション取引でもう一つおさえておきたいことがあります。それは、取引した通貨の対価となる通貨との関係です。ドル/円の場合、ドルを売るということは円を買うという取引となります(逆に、ドルを買うということは円を売るという取引となります)。ゆえに、ドルのプット・オプションは、円のコール・オプションと同じこととなるのです(逆に、ドルのコール・オプションは、円のプット・オプションと同じこととなります)。













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