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ポンドとは(英国の自国通貨の見方と特徴)

ポンドとは(英国の自国通貨の見方と特徴)



ポンドとは

ポンドとは、英国の自国通貨のことです。第二次世界大戦後に米国のドルにとって代わられるまでは世界の基軸通貨として権勢を誇っていました。英国はEU(欧州連合)の加盟国ですが、EUの単一通貨であるユーロには参加しておらず、1999年にユーロが導入された当初から参加は見送っています。1999年以前までは、ドイツマルクやスイスフランと並んで欧州通貨の中心的存在でしたが、その地位もユーロに移り、ポンドは円などと同じく一般的な国際通貨の一つとなりました。

為替市場では、ポンドを「GBP(Great Britain Pound)」と表記することが多いですが、これは正式名称ではありません。正式名称は「STG(Sterling Pound)」。また、ポンドは「Cable(ケーブル)」と呼ばれることもあります。これは「電線」を意味し、かつてポンドは海底電線を通じて米ドルと売買をしていたことに由来しています。



ポンドがユーロに参加しなかった理由

英国のポンドがユーロに参加しなかったのは、かつての基軸通貨であったこだわりや思い入れ、ユーロに参加することによる景気悪化の恐れ、英国が島国であるという地理的な条件からユーロの利便性が少ないという理由に加え、EUに金融政策の重要な主権を手放したくないといった理由もあります(ユーロ圏は紙幣の発行など金融政策をECB(欧州中央銀行)に一元化しており、自国の都合だけで金利を変更することができない)。



ポンドのメリットとデメリット

ポンドは総じて金利が高めである点がメリットです。また米ドルと同様に統計が豊富であり、多くの情報が得やすい点もメリットです。
一方で、基軸通貨としての地位を米ドルに、欧州通貨の中心としての地位をユーロに奪われたことはデメリットで、英国は北海油田を有する産油国であり自給率も高いのですが、資源国通貨としてはカナダドルや豪ドルにはかないませんし、紛争やテロの当事者になりやすい国であるという点もデメリットと言えます。



ポンドの見方

英国は日本と同じく島国です。そのため、他の通貨と違って英国の経済は住宅価格が大きく影響します。英国は住宅価格が高く、住宅価格は国民の純資産の過半を占めています。そのため、英国の中央銀行であるイングランド銀行も住宅価格の推移を極めて注目しています。住宅価格を算出・発表している組織が多い点も英国の特徴です。住宅の販売動向が重要であることから、米国の住宅ローン貸出額は英国の短期金利に連動することが多いです。



ポンドを見る際に主に見られる経済指標













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