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原油

原油



原油とは

原油とは、油田から採掘されてまだ精製されていない石油のことです。原油の埋蔵量の2/3、生産量の1/3は中東で占められています。

世界一の産油国はサウジアラビアで、ロシア、アラブ、イラク、イラン、クエート、アメリカなどが主な産油国となります。原油の生産量は、中東諸国で構成されているOPEC(石油輸出国機構:Organization of the Petroleum Exporting Countries)の会合で、各国の生産量の上限が決められています。原油の埋蔵量の2/3は、中東で占められていますので、OPECの決定は原油価格に大きく影響します。中東諸国は原油に頼った国が多いので、OPECでは中東諸国の収益を確保するために原油の生産を減らすような決定は出さない傾向があります。



OPEC加盟国

サウジアラビア、イラク、イラン、クウェート、ベネズエラ、カタール、リビア、アラブ首長国連邦、アルジェリア、ナイジェリア、アンゴラ、エクアドル



WTI原油先物とは

原油価格の動向は「WTI原油先物」で確認することが一般的です。WTIは米国のテキサス州とニューメキシコ州産の軽油の価格で、生産量は少ないですが、ファンドの参加者が多く取引量も多いため、原油価格の世界的な指標となっています。

※WTI原油先物についての詳しい解説は「WTIとは(原油先物)」のページを参照してください。



ドルと原油の関係

原油はドル建てで取引されるため、原油価格はドルの動向にも左右されます。
  ・ドル高は、原油価格の下落要因となります。
  ・ドル安は、原油価格の上昇要因となります。


原油は、石油化学製品の原料として使われますし、発電などのエネルギー源として先進国での需要は圧倒的ですので、原油価格の動向は世界経済にとって大きな影響を与えます。ゆえに、原油価格の動向によって、経済がどのような影響を受けるのかをおさえておかなくてはなりません。以下に、原油高になった場合と原油安になった場合に、どのような影響が出るかを書いておきますので参考にして下さい。



原油高の影響

  • 中東の情勢が悪化すれば、原油高となりやすいです。
  • 原油価格が1割上昇すれば、日本のGDPは0.4%ダウンし、2兆円の損失になると試算されています。
  • 原油高になればCPI(物価)が上昇します。
  • NYダウは、原油高でも原油安でも下落しやすくなります。エネルギーやプラント株は上昇しますが、化学物流株は下落しやすくなります。これは、日本株にとっても同じことが言えます。
  • 米国は車社会ですので、原油価格の上昇は影響が大きくなります。自動車株にとってもマイナス要因となります。


原油安の影響

  • 原油価格は安かった時で、13ドル程度まで下がったことがあります。産油国は概ね20ドル程度までの下げなら耐えられるとされています。
  • 原油安となればCPIは下がります。物価が上昇しにくくなります。
  • 日本経済にとっては原油安はプラスの材料となります。日本は原油を輸入してますので、燃料コストが下がって日本企業の収益にとってはプラス要因となります。株価としては、原油安による金融不安ショックで一時的に下がることもありますが、企業収益にとってはプラス要因ですので、いずれ見直し買いが入りやすい状況となりやすいです。 
  • 原油安は、NYダウの下落要因となります。NYダウはエネルギー関連株の寄与度が高いので、原油安となればマイナス要因として敏感に反応します。
  • 原油安になれば、エネルギーやプラント、商社株にとってはマイナス要因です。火力、医薬品、電炉、高炉、化学、物流株にとってはプラス要因となります。


※原油は、長期間かけてジリジリ上昇し、短期間で一気に下がるようなチャートを作ります。そういった相場であることを前提に原油価格の動向を見るのがよいかと思います。

※原油と金は、コモディティの代表格です。他の商品の動向は把握していなくても、この2つの動向は株式にとっても為替にとっても重要ですので、常に確認しておくべきです。

※リアルタイムの原油の動きは、当サイトのリアルタイム世界の株価のページの”商品(コモディティ)市場 商品先物”の欄で確認できます。











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